霧の木曜日

コケシの1人ゴトhttp://rinnnedou.cart.fc2.com/鉱物と変態的日常のゴミ箱と化す予定 https://gagagaruisu.thebase.in

レオン

「レオン」

昔ビートタケシが

自分が出した映画を、とある人物が酷評していたが

お前だって、こんなわけわかんないもの作ってるじゃないか

と、そんなことを言われた監督が

ここ何年か、妙に人気な印象を受ける

トランスフォーマーと言う

元は日本の、玩具おもちゃで、元祖変形合体物の一つ大アクロンシリーズが、元ネタであったりするのであるが

そんな、ハイテクな映画を意外にも

作っていたのが映画、レオンの監督である

この監督が撮った

このレオンと言う映画は、別の映画が撮りたくて

仕方なく予算を、確保するために、短期間で台本を書いて、安く作ったというのは

有名らしいが、そんな本当に撮りたかった映画を、ビートタケシに、何じゃこりゃと言われるわけだが

そこは、日本と外国の差であろう

まあ、ビートタケシ自体攻殻機動隊で、意味不明な武闘派荒巻課長何てものをやっているのだから

内容は、絵的にはいいかもしれないが

攻殻機動隊を、本当に読んだのか

芸人なら、こういう時に、歌舞くものではないだろうか

と芸人魂を疑う

ただ、そこはいい、どうでもいい

攻殻はなんやかんや良かった使いまわしとかバトーの目が小さかったのは気になるが

レオン

である、この映画のあらすじを短くするのであれば少女(ロリ)が、両親を殺され

そんな中で、助けてくれた殺し屋のもとで、自分も殺し屋になりたいという

トランスフォーマーを、のちに作るとは思えない

面白すぎる内容である

まったくもって、中二病患者全開の内容だが

それをやれる人間は限りなく少ない

たいてい、現実的な中で、すれるか

夢見がちで、つぶれるか

であるが、今回の監督は

レオンを、仕事として仕上げ

趣味として驚くべきSFを、行ったわけだ

私は、このレオンを、初めて見た感想として

日本のアニメOVA「a kite」

を、連想させた

こういうのは、ネタバレを含むので、紹介などの文章には決して載せるべきではないと思うが、かのネタバレ爺 よならおじさん事日曜洋画劇場の怪人淀川長治

も、すべて最初に喋るという、大怪獣がっぱのopのようなものだ

つまり、ネタバレを書こうと思う

面白い話は、何度見ても面白い

いやなのであれば、ここで引き返した方がいいだろう

まず、殺し屋の話だ

殺し屋と言うのは、人を殺すわけであり

人殺しでありながら

それは、ヒットマン 暗殺者 などの裏の職業として書かれている

しかし、たいていの場合、物語の構成上仕方がないのかもしれないが

殺し屋と言うものは、最後は、死ぬ

これを持って殺し屋の話を、閉めるのが

殺し屋の落ちとしてのスタンダードだ

ゾンビは、ゆっくり歩いてくるし

ゴジラは、人間には、最初以外倒されないし

美女は、映画の最後まで、よっぽどどんでん返しが好きではない限り死ににくい

そんな中で、例によって

この登場人物の殺し屋は、カタルシスを残して死ぬという

大円満を迎えたわけだ

で、梅津泰臣監督の「AKITE」だが

これも、殺し屋の話だが、どうしようもなく、日常に溶け込みそして

それゆえなのか日常感が皆無と言うか、掴み所がない

近いゆえに、それは、絶対に手に入らないような

この二つは、内容的には、非常に雰囲気が似ており

私の中で、このアニメ作品の衝撃はデカかった

それまで、アニメと言うものは、ジャンクフードとして最も力を発揮すると思っていたが

このアニメは、その先に行っていた

まるで、チャーリーとチョコレート工場のテレビの画面に手を突っ込むとそこから商品が取れるテレポートマシーンのような

そんな、好きだからこそ、まったく妙なものを・・・

時系列からいえばakite

の方が、三年ほど後になり

このことから、映画に強い影響を受けたという

梅津監督も、もしかするとこのレオンを、見たのかもしれない

じゃあ、このレオン、見るべきか見ないべきか

それを言われると何とも迷う

最近規制規制規制の規制すれば、何とかなるという

目黒のさんま状態であり

そんな状態で、未来の若者は、何を得るのだろうかと考えなくもない

現実とは、美しいが残酷である

決して楽しくはないのである

其れなのに、教師は夢見がちであり

テレビは、空想しか流さない

こんな状況で、どう子供は、生きてゆけるのだろうか

自分のことしか考えていないのは

自分のことしか考える余裕がないほど忙しいのだろう

そんな世界では、きっと殺し屋と言うエキセントリックなものでさえ

酷く普通の仕事として映るのではなかろうか

それとも、内容を、見ずに、ただ、相手の上げ足を取るしかない状況下にいるのか

だから、あえて言うのであれば

これは、フィクションです

お楽しみの目的で、鑑賞くださいだろう

では、この映画の成分を今から数個キーワードとして書きますので

その中から、ビビビと来たものがあれば、見てみても損は絶対にないと言えるかもしれませんが、それこそフィクションなので、保証はできません

「ロリ」「ご都合展開」「濃い味付け」「不要なシーンがない」

こういう作品は、ニコニコなど、コメント付きで見ると

きっと面白いと思ってしまう

なにせ、味が濃いのだ

言ってしまえば、マクドナルドで、店内に入ると

白いTシャツを着た老人たちが、フランス料理を食べるような

何本ものナイフとフォークを、使いチーズバーガーを、食べているような

普段、まったくそんなことをしないシェフに、そんなことをやらすとそういうことになるような、そんな妙な面白さがある

近場でいえば、マネのプロフェッショナル庵野監督のシンゴジラを、あげられる

あれは、正当な初代ゴジラの後継機であり

いたるところに、そのまねが見られる

マネとは言うが、それができずに

過去作品は、色々と行ったのだから

マネであろうがなかどうが称賛に値する

ただ、シンゴジラが、ゴーストバスター監督の手を入れた

エボリューションに、ストーリーがまるパクリなので、そういう意味では、

自分的にはすごく納得はいかないが、好きになってしまうわけだ

そんな中で、レオンと言う類まれなるカタルシスを、含んだ作品

まるで、綱渡りの様な、危なさであり

そのすべてが、完璧な映像として、すべてが、想像よりも上を行っている

これは、技術がなくてはできないが、やろうとしてやれるものでもないし

技術だけあっても到底できない

なにか、根性を感じさせるのだ

それが、別作品を作るという

ある意味の気の抜けた状況だからこそ、完璧になったのかは、分からないが

ぜひ、ご自分の目で見ることを、大いにお勧めしたく終わりにしたい

レオン感想