ドロセラ ビナタ またの名を、さすまたモウセンゴケと言うドロセラだ モウセンゴケの中では 強健種と言う割に 何時もゆきのしたに置き 翌年、鉢から何も出ずに 仕方なく黒い根っこを鉢から引き抜き植えるも失敗するて何て事があった しかし、ある年 好い加減…

泡のような悲しい姿を 私は、一人採石場の研磨機を前に 眺めている 切れかけの電燈が、動き出しそうな絵を眼球に写し出すが 僕はその時見逃さなかった コーヒーの冷めた湯気の向こう側に、蠢いた生物の姿を

何が重いってこれほど重いものは無い 何に置いても頭が重い なぜ重いのかどうも分からない 水分なのか そうなのか 私はふと の腕時計を見て気が付いた いや、腕時計何て持ってなどいなかった

それが現れたとき 私は記者であり 先ほどまでの料理の写真が詰まったカメラを首にぶら下げており 車内に入った時に響いた地鳴りに、一瞬つい十年前の大北海道大地震の幻影が浮かんだが それにしてはあまりにも普段体験している地震とは何かが違う 私は、車の…

どうしようもない時 私は、煮立った油を 鍋を掴み浴びる事を空想する そういう時は決まって どうにもぬるいシャワーをあびるしかないのです