めぐり

鉱物は廻っている

コレクションに類するものでも

石と言うのは

比較的手に入りやすくまた

個性がある

それ故に

以前目にした個体が

ふと、目に入る事が少なからずある

これはある意味

他の趣味とは違う

石独特の事柄であろう

増えるタイプの物では

それは、系統　歴史で片が付く

コレクション物の場合だと

余程の希少なものにならない限り

そこに、個別の認識は薄いだろう

しかし、石の場合はどうだろうか

人工に作ることが不可能であり

それ故に、仲間を増やせば流行ると言うものとも一概には言えない

コレクターと言うのも

余り健全的とは言えない

可能な限り報われる努力を趣味に費やしたいものだが

これに関しては

どうも、金銭そして不可解なルーツを、探ることに終わってしまい

そこにあまり興味がわかない

それこそ、星を見るのは好きだが

名前を覚えるほどでもないとでも言うような物だったり

写真は取れるが

細かい設定は曖昧で良い写真をとでもいうような

そう考えると石と言うのは

人間の意志を離れ

回る者なのかもしれない