2019-07-17 GA留 小説 沈み込んだ、私は、墨のような夢の中で、光を、見た その沼に入ったのは、先月の事だ 私がまだ、初々しい焼きたての食パンのような心境だった 春風にそよぐ若葉のように、青臭いそんな季節だ 私は、焦げた食パンを前に、考えていた 果たして、私がパンを調理する腕前とはこんなものだったのか 私は、黒い炭を見て、考えていた