霧の木曜日

コケシの1人ゴトhttp://rinnnedou.cart.fc2.com/鉱物と変態的日常のゴミ箱と化す予定 https://gagagaruisu.thebase.in

小説

GA留

沈み込んだ、私は、墨のような夢の中で、光を、見た その沼に入ったのは、先月の事だ 私がまだ、初々しい焼きたての食パンのような心境だった 春風にそよぐ若葉のように、青臭いそんな季節だ 私は、焦げた食パンを前に、考えていた 果たして、私がパンを調理…

まるこぽるいんだー

そうか 警部は、髭をなでながら 横目で、話し相手の足元から路地裏に向かった猫を斜め見していた 部下は、警部の顔を真剣に見て 今起こっている事件の概要を、詳しく話すが やはり、警部の目は、横に逸れた ー警部聞いてくださいー 権幕はあるが、部下の声は…

かくれんぼしましょ

「かくれんぼしましょ」 小さな女の子が、私を見上げ そう言った 私は、彼女の目を見たとき そこに何もないことに気が付いた 全て いつものように、ソファーにねこっころがていると チャイムのような、呼び出し音が 玄関から響く 助手は、先日給料未払いやら…