2019-02-05 溺れるウミ 私は、ゼリーの海に溺れていた それは動くことさえ許されず 残された酸素を気にしながら 私は、ホースにより 酸素を肉体に取り入れると言う 行動しかできなかった 水面までは遠く 私の体は、徐々に血が滲み どういう訳か、皮膚からしみだす液体だけは、 その個体を通り抜け 私の下に沈んでいくようである 私は、その弾力の強い物の中で、おぼれていた 私はいつになったら、そのゼリーを食べるのだろうか