霧の木曜日

コケシの1人ゴトhttp://rinnnedou.cart.fc2.com/鉱物と変態的日常のゴミ箱と化す予定 https://gagagaruisu.thebase.in

まるこぽるいんだー

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そうか

警部は、髭をなでながら

横目で、話し相手の足元から路地裏に向かった猫を斜め見していた

部下は、警部の顔を真剣に見て

今起こっている事件の概要を、詳しく話すが

やはり、警部の目は、横に逸れた

 

ー警部聞いてくださいー

権幕はあるが、部下の声は、たいして、このとぼけた上司の耳に届かないらしく

それじゃあ、各自、お昼にしてくれ

警部はそう言うと、仕事仲間たちは、蜘蛛の子を散らして、各自それぞれ

散っていく

ー警部ー

食事も仕事だ

そう言い残して、現場を離れる警部に向けて

一人部下は、睨み付けていた

彼こそが、今回の残忍な殺人なのだと誰も気づかづに・・・・・