バ場ヌキ
「どうでしょう馬場首相、こんなもんじゃないですか、もう、尖閣諸島、択捉諸島賭けてんですから後がないですよ
馬場首相」
金髪のでっぷりと太ったキング大統領が
金歯をちらつかせて笑う
「ええ・・・・」
口かづ少なく
顔からは、冷や汗やら脂汗が、流れ落ちる
「どうですか」
どうしようもない圧力に
胃がちじみあがる馬場
胃薬は、この部屋に入る前に飲んだが、もう効果が切れたようだ
「右で」
にやりと笑うキング大統領
手を止める馬場首相
馬場はその時、キングの瞳に、ミサイルの絵が写るのが見えた
馬場は、手を一瞬留め左側を取る
果たして、このババヌキ、だれが勝つのだろうか
隣で、メトローシカが、コーヒーをすする