霧の木曜日

コケシの1人ゴトhttp://rinnnedou.cart.fc2.com/鉱物と変態的日常のゴミ箱と化す予定 https://gagagaruisu.thebase.in

道楽は

金のかかる道楽は、基本的に危険である

道楽で、求めるときは、基本的に、仕事をしていないときが良い

二つを両立できるほど人間とは器用ではない

 

万年筆と言う筆記用具がある

もう、無駄に高くて無駄に書きにくそうで

ただ、気取ったやつが書いているイメージしかない

まあ、万年筆を、使えるほど心に余裕があるか

お金に余裕がある人間と言うくくりに、なりかねないのは確かだろう

一万 二万 十万 あれば、きっと別のモノを買うだろう

、世の中には、常套句として、趣味とワンセットで

「泥沼」と言う言葉がある

まあ、コレクションと言い換えれば良いが

それはその時の心境だろう

真剣であれば、コレクションだが

多少冷めていれば泥沼以外にならない

カメラ ソフビ 植物 鉱物 硬貨 エクセトラ

万年筆と言うものは

その中でも、かなりきわどい場所に位置していると思う

「仕事に使うから」「普段使いできるから」「もっといいやつの書き心地を、これよりいいやつの」

大抵こういう時ろくなことにならない

「今欲しいモノより今後必ずもっといいものに出会う」

それを、上回る欲しいモノだけ買うべきだ

誰かにあげる ためになるは、基本ゴミにしかならない

欲しいが、唯一無二な物だけを

 

万年筆には、百円から千円帯の入門種

一万円から三万円の実用種

十万円から百万円以上のコレクション種が、存在する

三万円を超えたものは、書き心地ではなくデザイン料だと思った方が良い

正直、千円のだけを使えば、それで満足すると思う

そうは言われても、どうせ買ってしまうのが、万年筆のインク沼地獄とでも言える

もし、一本だけ、とにかく万年筆で、遊ぶなら

極太「C」「コース」などと呼ばれるものをお勧めする

これは、細くも太くも書ける

更には、裏側で書くと極細並みで書くことも可能だ

そして、万年筆の先端のイジリウムの大きさが実にお得な気がする

気がする

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綺麗だ、それは認める

しかし、万年筆は、実に手間がかかる

落とせば曲がるし

く書けば、字がすれるし(個人差がある、太字のマジックを書くつもりで書いてはいけない

薄い氷もしくは金魚のポイすくう虫眼鏡みたいなやつの上を書くつもりで

間違っても音がするような書き方は進めない

小説家が愛用する通りどんだけ早く書こうともかすれずそしてすぐかける

つまりは、ボールペン 鉛筆 シャーペン すべてに置いてその上位に位置する書きやすさ

即書きの王者それが万年筆)

遊ぶように買うなら万年筆

もしくはガラスペンだろう

リピン一択である

それ以上なら外国ではなく

日本のあの二つの製作所から買うべきだ

多少割高感があるが

しかしながら、唯一無二の書き味を知っている

自分は、ある中古の木の取っ手のガラスペンを手に入れた

それは戦前の物であり滋賀県で、作られたのであるが

その書き味は、まさに鉛筆

そしてその書き味は、二、三万のものなど遠く及ばず別次元

まるで、香川の讃岐うどんはとある一部の地域だけのみ上手くなる

それくらいの絶対的な差だ

戦前 恐ろしい